ネイリストになるには資格が必要?資格取得で給料アップにつながる?なりたいネイリスト別の必要な資格レベルをご紹介します◎
「ネイリストになる方法が分からない」
「ネイリストになるには資格が必要なの?」
…そのような悩みはありませんか?ネイリストに憧れている人は多くても、具体的にどうすればなれるのかはあまり知られていませんよね。
何か資格が必要なのか、それとも勝手にネイリストと名乗っても良いのか…。それが分からないと、ネイリストを目指す第一歩が踏み出せません。
この記事では、ネイリストになるには資格が必要か、どのような資格があるのかを解説します。ネイリストに憧れている人はぜひチェックしてみてください!
1 ネイリストはどんな仕事?どんな働き方があるの?
2 ネイリストに資格は必要?
3 独学でネイリストになれる?スクールは通学と通信どっちが良い?
4 ネイリストの資格試験を徹底解説
5 どの資格を取るべき?なりたいネイリスト別の必要資格レベル
6 資格の有無はネイリストの就職・給料に影響する?
7 ネイリストとして働くなら、資格は持っていたほうが有利!
1,ネイリストはどんな仕事?どんな働き方があるの?
ネイリストとは、爪のケアやネイルアートなどの装飾を施す専門家のこと。お客様の爪をケアしたり、美しく見せるのが主な仕事です。
ネイリストは和製英語で、日本ネイリスト協会(JNA)が発案したものになります。海外ではマニキュアリスト(Manicurist)がネイリストにあたります。
ラテン語で「手」を意味する“Manus”と「手入れ」を意味する“Cure”が組み合わさり、「手の手入れ」を意味する“Manicurist”という言葉が生まれたとされています。
ネイリストとして働くには以下のような方法があります!
○ネイルサロンに就職する
○プライベートサロンを開業する
○出張ネイリストとしてお客様の自宅に訪問する
○ネイルサロンを経営する
○副業として休みの日にネイリストとして働く
○ネイル講師になる
自宅サロンを開業するための資金も5~10万程度から開業できるため、開業のハードルが低いのもネイリストが人気の秘密◎
小さなお子さんがいて働きに出るのはハードルが高いという方でも自宅で開業出来る仕事です。
また、出張ネイリストはお客様に小さなお子さんがいてなかなかネイルサロンには行けないという方からの需要も多く、出張ネイルは希少なのでビジネスチャンスがありそうです。
最近注目されているのは副業としての働き方◎在宅ワークが増え、時間に余裕かできたのでネイルの資格を取得してホームサロンをプチ開業したいという方も増えているようです。
ネイル講師はJNA認定講師資格が必要になりますが、ネイルスクールでの時給は2,000円以上と高額なところが多いため、チャレンジする価値がありそうです◎
このように、ネイリストは自分のライフスタイルに合わせてさまざまなスタイルで働けそうですね!
2,ネイリストに資格は必要?
次に気になるのが「ネイリストに資格は必要なの?」という点だと思います。結論から言うと、資格がなくてもネイリストとして働くことができます。
ネイリストは、美容師や理容師のような国家資格ではありません。無資格でもネイリストとして働けるため、比較的目指しやすい職業といえるかもしれませんね。
しかし、実際にネイリストとして働くためにはさまざまな知識や技術が必要です。プロネイリストに必要な知識・技術がある証として資格取得を目指すことをおすすめします!
資格を持っていたほうがネイルサロンに就職する際に有利ですし、ネイリストを目指す人の多くは資格を持っています。
ネイルサロンの求人では資格取得者でないと条件を満たせない場合が多くあります。
独立開業する場合、自信をつけるために資格取得を目指す人も多く、資格を取得することがお客様からの信頼にもつながります◎
3,独学でネイリストになれる?スクールは通学と通信どっちが良い?
ネイリストになるための一般的なステップは以下の通りです。
1.知識・技術を身につける 2.資格を取得する 3.ネイルサロンに就職するor独立開業する |
まずは検定合格を目指す人がほとんどです。検定合格のための勉強をするためには、主に以下の3種類の方法があります。
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多くの人がネイルスクールか通信講座を選択します。ネイルスクールには、全日制スクールとフリータイム制スクールがあります。
全日制スクールは、平日の昼間にスクールに通うスタイル。時間に余裕のある人におすすめです。
一方のフリータイム制スクールは、自由に授業時間を選択できるスタイルです。社会人でも通いやすく、家事や仕事で忙しい人でも勉強ができますよ!
資格を取得した後は、ネイルサロンに就職するのが一般的です。ネイルサロンに就職せず、資格取得後すぐに独立開業する人もいます。
4,ネイリストの資格試験を徹底解説
資格がなくてもネイリストにはなれますが、やはり資格を持っていたほうが就職にも有利◎ 具体的には以下の資格があります。
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
JNECネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、ネイリストとしての技術と知識の向上を目的とした検定試験です。公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施していて、1997年に始まったネイル関連では最も歴史のある検定試験。
1~3級があり、実技試験と筆記試験を行います。原則として1級の試験は年2回、2~3級の試験は年4回の受験チャンスがあります。
ネイリスト技能検定3級
ネイリスト技能検定3級では、ネイルに関する基礎的な知識・技術を問われます。
受験資格 | 義務教育を修了した人なら誰でも |
合格率 | 89.7%※ |
受験料 | 6,800円(税込) |
できるようになる技術 | ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術・知識 |
※2021年夏期の合格率
ネイリスト技能検定3級は、ネイルに興味があってこれからネイルを勉強したい人、いずれはネイリストを目指したい人に向いています。
3級に合格しないと2級・1級の受験資格を得られないため、まずは3級の取得を目指しましょう!
ネイリスト技能検定2級
ネイリスト技能検定2級では、プロネイリストに必要な知識・技術を問われます。
受験資格 | ネイリスト技能検定3級取得者 |
合格率 | 54.4%※ |
受験料 | 9,800円(税込) |
できるようになる技術 | サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術・知識 |
※2021年夏期の合格率
ネイリスト技能検定2級に合格すれば、ネイリストとして最低限必要な知識・技術を持っている証となります。
ネイルサロンへの就職を目指すなら、ネイリスト技能検定2級以上を取得しておくのが望ましいです。
ネイリスト技能検定1級
ネイリスト技能検定1級では、トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術・知識を問われます。
受験資格 | ネイリスト技能検定2級取得者 |
合格率 | 53.2%※ |
受験料 | 12,500円(税込) |
できるようになる技術 | トップレベルのネイリストとして必要とされるイクステンションと3Dミックスメディアアート(3Dアートとエンボスもしくはフラットアートの複合) ネイルに関する総合的な技術・知識 |
※2021年秋期の合格率
さらなるレベルアップを目指す人は、1級の取得を目指してみましょう◎
ジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定は、健全なジェルネイルの普及を目的に、NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)している検定試験です。
レベルは初級・中級・上級の3種類で、初級と中級は実技試験と筆記試験を行います。上級は実技試験のみとなります。
原則として試験は年2回実施。JNA認定校に通うと、初級試験は実技試験が免除になり、本部認定校に通うと初級試験が免除になります。中級・上級試験に関しても自校で試験を受けられます◎
ジェルネイル技能検定初級
ジェルネイル技能検定3級では、ネイルケアの基礎知識とジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識・技術を問われます。
受験資格 | 義務教育を修了した人なら誰でも |
合格率 | 約70% |
受験料 | 9,900円(税込) |
できるようになる技術 | ジェルネイルを施術するために必要なネイルケア、カラーリング、ジェルカラー、アートの基礎的知識・技術 |
初級では、ジェルネイルの基礎的知識・技術の取得を目指します。ネイリストを目指す人はもちろん、趣味でネイルを楽しみたい人にもおすすめ!
初級に合格しないと中級・上級の受験資格を得られないため、まずは初級の取得を目指しましょう!
ジェルネイル技能検定中級
中級では、プロとしてサロンワークに必要な専門知識・技術を問われます。
受験資格 | ジェルネイル技能検定3級取得者 |
合格率 | 約60% |
受験料 | 13,200円(税込) |
できるようになる技術 | プロとしてサロンワークに必要なネイルケア、カラーリング、ジェルフレンチとグラデーション、ジェルリペア(長さだし)の専門知識・技術 |
ネイルサロンへの就職を目指すなら、ジェルネイル技能検定中級以上を取得しておくのが望ましいです。
ジェルネイル技能検定上級
ジェルネイル技能検定上級では、ジェルネイルのスペシャリストとして活躍できる総合的知識・技術を問われます。
受験資格 | ジェルネイル技能検定2級取得者 |
合格率 | 約45% |
受験料 | 16,500円(税込) |
できるようになる技術 | スペシャリストとして必要とされる総合的知識 ジェルイクステンション、アート、フレンチの高度な技術 |
難易度が高く合格率は一気に下がるものの、ジェルネイルのスペシャリストを目指すなら上級の取得を目指してみるのも◎
その他の検定
ネイル関係の資格は「ネイリスト技能検定」と「ジェルネイル技能検定」が有名ですが、実は他にも以下のような資格があります。
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それぞれ詳しく見ていきましょう!
ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロン衛生管理士は、NPO法人日本ネイリスト協会が制定した「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」の普及を目的とした資格。
ネイルサロンにおける衛生管理自主基準とは? ネイル産業健全化の取り組みの一環として策定に着手し、各界の有識者で構成される第三者機関「ネイル産業審議会」の認証を得て2009年12月に制定されました。 |
ネイルサロン衛生管理士を取得することで、ネイルサービスの普及と公衆衛生の向上を目指します◎
JNA認定校で行われる講習会を受講し、確認テストに合格した人に資格が与えられます。
受験資格 | 18歳以上の人 |
合格率 | 非公開 |
受験料 | 一般:10,560円(税込) JNA会員:6,160円(税込) |
できるようになる技術 | 安全・安心なネイルサービスの普及、公衆衛生の向上 |
合格率は非公開ですが、講習をきちんと受けていれば分かる内容なので合格率は高いと思われます◎
フットケア理論検定
フットケア理論検定は、ネイリストがサロンワークでフットケアを施術するために必要な専門的な理論を問われる検定です。全国のJNA認定校が主催しています。
120分のセミナーを受けた後、筆記試験に合格した人に資格が与えられます。全国のJNA認定校で随時開催しているので、気軽に受けられるのが魅力◎
受験資格 | ネイリスト技能検定試験 3級以上 ジェルネイル技能検定試験 初級以上 国際ネイリスト技能検定試験 3級以上 |
合格率 | 非公開 |
受験料 | 一般:8,800円(税込) 会員:6,600円(税込) |
できるようになる技術 | フットケアを施術するために必要な理論 |
ネイリストにとって、足の爪やその周囲の肌に対するお手入れは重要。ネイリストとしてより活躍したい人におすすめの検定です。
JNA認定講師
JNA認定講師は、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)の活動の根幹を支えているメンバーのこと。毎年実施される試験に合格することで資格が与えられます。
JNA認定講師は、日本ネイリスト協会の講師会のメンバーとして高い志を持ちネイルの普及と発展に努め、イベント実行委員、検定試験の試験官、コンテストの審査員、各セミナーを担当して自らの意思により活動し貢献しています。 |
受験資格 |
JNECネイリスト検定1級 JNAジェルネイル技能検定試験 上級 ネイルサロン衛生管理士を取得 フットケア理論検定 JNAが主催する全日本ネイリスト選手権プロ部門への出場経験(3年以内) プロネイリストとして実務経験がある など |
合格率 | 20~30% |
受験料 | 26,400円(税込) |
できるようになる技術 | プロッフェショナルとしてのネイルケア、フレンチカラーリング、フレンチスカルプチュア、デザインスカルプチュア、チップオーバーレイの技術 ネイリスト協会の沿革や組織についての知識 イベント実行委員、検定試験の試験官 などへの有志 |
JNA認定講師の試験を受けるためには、厳しい受験資格をパスする必要があります。紹介した受験資格の他にもいくつか条件があるので注意しましょう。
試験内容は実技試験と筆記の他、グループ面接があります。受験条件を満たすだけでも大変な上に、試験内容も難易度が高いです。ネイル関連の資格の中でも最難関といっても良いかもしれません。
5,どの資格を取るべき?なりたいネイリスト別の必要資格レベル
ネイル関連の資格について解説しましたが、自分にどの資格が必要なのか悩んでしまいますよね。続いては、なりたいネイリスト別の必要資格レベルを紹介します!
ネイルサロンに就職したい→ネイリスト検定2級・ジェルネイル検定中級
ネイルサロンへの就職を目指す人は、ネイリスト技能検定2級・ジェルネイル技能検定中級の取得を目指すのがおすすめです。
ネイリスト技能検定2級に合格すれば、プロネイリストに必要な知識・技術を持っている証となります。
また、ジェルネイル技能検定中級に合格すれば、プロとしてサロンワークに必要な専門知識・技術を持っている証となります。
ネイルサロンの求人では、ネイリスト技能検定2級・ジェルネイル技能検定中級以上の資格を取得していることが条件となる場合が多いのでこの2つを持っていれば、ネイルサロンへの就職も有利になりますよ!
プライベートサロンを開業したい→ネイリスト検定2級・ジェルネイル検定上級
プライべートサロンの開業を目指すなら、ネイリスト技能検定2級・ジェルネイル技能検定上級の取得を目指すのがおすすめです。
本格的にやりたい人は、ネイリスト技能検定1級を目指すと様々なお客様のニーズに応えられてさらに良いですね◎
ネイリスト技能検定2級・ジェルネイル技能検定上級は、ともにトップレベルのネイリストとして必要とされる技術・知識を持っている証となりますので自信をもってお客様に施術できます。
副業で休日にネイリストとしてサロンを開業したい →ネイリスト検定2級・ジェルネイル検定上級
副業で休日にネイリストとしてサロンを開業したい方も、ネイリスト技能検定2級・ジェルネイル技能検定上級の取得を目指すのがおすすめです。
もちろんネイリスト技能検定1級を持っているに越したことはありませんが、副業でサロンを開業するなら、2級・上級でも十分お客様の要望に対応できます◎
ネイルサロンを経営したい→ネイリスト検定1級・ジェルネイル検定上級
プライベートサロンではなく本格的にネイルサロンを経営したい場合は、自分がどのようなスタイルで働くかが重要なポイントです。
自分もサロンワークをする場合は、ネイリスト技能検定1級・ジェルネイル技能検定上級を目指すのがおすすめ。できれば認定講師やネイルサロン衛生管理士も取得すると良いです◎
自分も技術を行う場合はスタッフに尊敬される存在であることでサロン運営がスムーズに進む部分が多くなります。
自分はネイリストとして技術は行わず、経営だけなら経営の勉強だけでも対応できます。
講師として働きたい→JNA認定講師資格
講師として働きたい場合は、JNA認定講師を取得するのがおすすめ。認定講師の取得条件は厳しく、ネイリスト技能検定1級・ジェルネイル技能検定上級は必須です。
さらに衛生管理士、フットケア理論、コンテストプロ部門で出場がないと受験できません。他にもいくつかの受験資格があるので必ず確認しましょう。
難関の資格ですが、スクールでの仕事の給料や自身でもねいるスクールを運営できるメリットを考えるとチャレンジしたい資格ですね!
6,資格の有無はネイリストの就職・給料に影響する?
資格を取ることでネイリストの就職で優遇されるのか、気になっている人は多いと思います。結論から言うと、資格を持っていたほうが就職に有利なケースが多いです。
ネイル関連の資格で特にメジャーなのは、ネイリスト技能検定とジェルネイル技能検定の2つ。これらの資格は、ネイリストとしての基礎的な知識・技術を持っている証となります!
「資格支援制度」を用意しているサロンもあり、働きながら検定合格を目指すことも可能です。しかし、最初から資格を持っている人を採用すれば即戦力となります。
資格を取得することで手当がつくサロンもあるため、給与アップも期待できますよ!
他にも資格を取ることで自信がつく、基本がしっかりしているのでスキルアップしやすいなどのメリットも◎
また、お客様から見た時に資格取得者のほうが安心感があるのも事実。「無資格のスタッフよりも、資格取得者のスタッフにお願いしたほうが安心」と感じるお客様もいるようです。
資格の有無はネイルサロンの経営に影響する?
資格がなくても、「開業届」を提出すればネイルサロンは開業できます!とはいえ、自分自身もサロンワークを行うなら、ネイリストとしての最低限の知識・技術は必要となります。
ネイルサロンへの就職を希望している人と同じく、ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定を取得しておくほうが望ましいです。
自分自身でサロンワークをせず、人を雇っての経営の場合は、上記資格は持っていなくても問題ありません。
サロン経営にあたっては衛生管理が重要となります。自らサロンワークをする人も経営のみの人も、NPO法人日本ネイリスト協会が実施するネイルサロン衛生管理士の取得を検討してみると良いかもしれません。
7,ネイリストとして働くなら、資格は持っていたほうが有利!
今回は、ネイリストになるには資格が必要かについて解説しました。ネイリストは美容師や理容師のような国家資格ではないため、資格がなくてもネイリストとして働くことはできます。
ただし、資格を持っていたほうがネイルサロンへの就職に有利となり、就職後も給与アップが期待できます!自分自身のスキルアップや自信にも繋がりやすいですね◎
独立開業やサロン経営をしたい場合も同じで、資格を取っておいたほうが何かとプラスに働きます。また、講師として働きたい場合は資格が必須ですし、お給料アップのチャンスにもなります!
なりたいネイリスト別に取得すると有利な資格は異なるので、この記事を参考に資格取得を目指してみてくださいね。