ネイリストを辞めた理由は?なぜ離職率が高いの?辞めた後に後悔しない方法
ネイリストは離職率の高い職業といわれています。
ネイリストの方は、ネイルが好きでネイリストという職業を選んだ方が多いはずです。
“好き”を仕事にしたはずなのに、辞めてしまう方が多いのはなぜなのでしょうか。
今回は、ネイリストが仕事を辞める理由や、ネイリストを長く続けていくコツを紹介します。
1 ネイリストは離職率が高い!
2 ネイリストが辞める理由とは?
3 今のサロンを辞めた後は?ネイリストを長く続けるには
4 ネイルサロンを退職する時に知っておくべきこと
5 他のサロンへ転職するならネイル資格を取得するのがおすすめ!
6 ネイリストは離職率が高い職業!後悔のない選択を
ネイリストは離職率が高い!
ネイリストの離職率は極めて高く、ネイルサロンに就職しても8割程度が入社1年以内に辞めてしまうといわれています。
実際に入社しても、1年後には10人中8人が辞めてしまうということです。
厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の就職後3年以内離職率」によると、入社1年目の離職率は大学新卒で11.6%、高校新卒では17.9%となっています。
ネイリストの離職率がいかに高いかが分かりますね。
華やかなイメージがあるネイリストですが、実際に就職すると理想と現実のギャップを感じる方が多いのかもしれません。
ネイリストが辞める理由とは?
時間をかけて勉強して資格も取得したのに、それでも辞めてしまうネイリストは多いのはなぜなのでしょうか。
ネイリストが辞めてしまう理由は人それぞれですが、大体の傾向があることが分かりました。
ネイルストが辞める主な理由を8つピックアップしました。
給料が平均よりも安い
ネイリストの離職率が高い大きな理由に、給料が平均よりも安いという現実があります。
厚生労働省が発表した「令和3年度賃金構造基本統計調査」によると、ネイリストの平均年収は約320万円です。
あくまでも全世代の平均年収なので、20~30代前半のネイリストであれば年収約200~300万と予想できます。
初任給に関しては大手サロンでも18万円程度で、個人サロンでは16万円以下というケースもあります。
経験を積んで安定するまでは給料が低いため、挫折してしまう方が少なくありません。
また、ネイリストは出費が多い職業です。
ネイリストはお客様と近い距離で接客するため、身だしなみや清潔感に気を遣います。
美容院やスキンケア、メイクなどにかける費用を考えると「給料と見合わない」と感じるかもしれません。
筆やニッパーなどの道具は自費で購入する必要があり、こちらも大きな出費となります。
ジェル筆は1本1,000~3,000円前後、スカルプ筆は1本4,000円程度と高めです。
体力が必要
サロンワークは想像以上にハードなため、長く働き続けるためには体力が必要です。
1日8時間前後ネイルの施術に集中していると、体力も神経も消費します。
座りっぱなしの体勢で施術するため、中には腰や首を痛めるネイリストもいます。
華やかなイメージを持ってネイルの世界に飛び込んだものの、現実とのギャップに挫折してしまうネイリストは少なくありません。
メンタル面のつらさ
メンタル面のつらさを感じてネイリストを辞める方もいます。
ネイリストの職業は、お客様とのコミュニケーションが必須です。
2~3時間の施術をしながら、お客様との会話を続けなくてはなりません。
中には「このお客様少し苦手だな」「話が合わない」と感じることもありますが、どんなタイプのお客様にも対応できる接客スキルが必要なのです。
時にはお客様から理不尽なクレームが入ることもあり、ストレスを感じる方は多いでしょう。
サロンでの人間関係
スタッフ同士が仲の良いネイルサロンもありますが、すべての職場がそうとは限りません。
ネイルサロンは従業員が少ないうえに、ほとんどが女性スタッフなので人間関係が難しいケースがあります。
スタッフ同士がお互いをライバル視しているネイルサロンもあるようです。
また、経歴の長さで上下関係が決まるので、気まずさややりずらさを感じるかもしれません。
サロンの方針と合わない
就職してある程度仕事に慣れてくると、サロンとの方針の違いを感じるケースがあります。
一言にネイルサロンといっても、客層やデザインの方向性はさまざまです。
「自分がやりたいデザインができない」「店長との考えが合わない」などの不満を持ち、話し合いで折り合いがつかずに退職を選ぶネイルストも少なくありません。
長時間労働や勤務外の練習
ネイリストの休日は勤務先によって異なり、週休2日制のサロンもあれば、月に6~8回程度のサロンもあります。
正社員の場合は1日8時間勤務が基本で、その間ずっと座りっぱなしで施術をする必要があります。
施術時間が前後すれば、しっかりと休憩や昼食を取れないこともあり、長時間労働が当たり前になっているサロンもあるようです。
また、新人時代は勤務外に練習をしなければならないため、実際には8時間以上働いている感覚になるかもしれません。
福利厚生が整っていないことも
ネイルサロンによっては福利厚生が整っていないケースがあります。
【ネイルサロンの福利厚生の一例】
- 社会保険完備
- 交通費支給
- 育児手当
- 指名手当
- 資格手当
- 家賃補助
- 社員住宅の完備
- 独立支援 など
福利厚生は大手サロンのほうが充実している傾向にあります。
個人サロンでは福利厚生がないケースもあるため注意しましょう。
稼ぐにはある程度の努力が必要
ネイリストで高収入を目指すなら、ある程度の努力が必要です。
サロン勤務の場合は、指名客を増やす、経験を積んで店長を目指すなどの方法で収入アップを目指せます。
ただし、サロンで働いている限りは給料の上限が決まっているため、さらなる高収入を目指すためには独立開業などを検討する必要があります。
サロン勤務での限界を感じた時に「もう辞めようかな」と考えてしまいます。
今のサロンを辞めた後は?ネイリストを長く続けるには
ネイリストは離職率の高い職業ですが、退職したからといってネイリストとしての道を諦めたとは限りません。
退職後にまた別の職場で働くネイリストも多いのです。
つづいては、少しでも長くネイリストを続けるための働き方を紹介します。
他の職場を探して環境を変えてみる
サロンとの相性が悪くて辞めた場合は、他の職場を探して環境を変えてみてはいかがでしょうか。
具体的には、人間関係のトラブル、福利厚生への不満、サロンとの方向性不一致などが原因でサロンを辞めたケースです。
他のサロンに再就職すれば、上記のような問題は解消できる可能性があります。
ただし、給料に関してはサロン勤務をしている限り大幅なアップは望めません。
個人サロンから大手サロンに転職した場合は多少の収入アップが望めるため、大手サロンに再就職して経験を積むとよいでしょう。
サロン勤務は辞めて独立開業する
高収入を目指したい場合や、結婚や出産などで環境が変わって退職した場合は、独立開業を目指すのがおすすめです。
自分のお店を持てば、自分のペースで働けるため家事や育児とも両立しやすいでしょう。
独立開業への道は甘くはないものの、成功すればサロン勤務時代よりも稼ぐことが可能です。
複数の店舗を持つことができれば、さらなる高収入を目指せますよ。
スクール講師として働く
ネイリストには、スクール講師として働く選択肢もあります。
サロン勤務よりも高収入を目指せるだけでなく、ネイリストを志している生徒さん達にネイルを教えることでサロン勤務とはまた違うやりがいを感じられるかもしれません。
サロン勤務での人間関係やクレーム対応、長時間勤務に疲れた方は、スクール講師も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
→フリーランスネイリストとは?正社員との違いや働き方・必要な資格を紹介!
ネイルサロンを退職する時に知っておくべきこと
ネイルサロンを退職する際は事前の準備が必要です。
店長や他のスタッフに迷惑をかけないように、円満退職を心掛けましょう。
最低でも1カ月前には伝える
ネイルサロンを退職する際は、最低でも1カ月前には退職の意思を伝えましょう。
法律では、退職を伝える時期について「退職の2週間前まで」と決まっています。
ネイルサロンの場合、お客様の予約の関係もあるため、遅くても1カ月前には伝えるようにしましょう。
新たな人員を確保したり、シフトを調整したりする手間もかかるため、可能であれば2~3カ月前に伝えるのが理想的です。
転職に期間を空けない
退職後は、できるだけ早く転職するのがおすすめです。
転職までに期間が空くと技術が鈍ってしまい、サロンワークでのスピード感も落ちてしまいます。
もし転職までに時間がかかる場合は、練習時間を確保したり友人にネイルをしたりして技術が落ちないようにしましょう。
なるべく退職前に次の職場を見つける
転職までの期間が空くと、技術が鈍るだけでなく収入面でも心配ですよね。
ブランクを空けないためにも、退職前から転職活動をして次の職場を見つけておくことをおすすめします。
講師や独立開業を目指す場合も、退職前にある程度の準備をしておくと安心です◎
他のサロンへ転職するならネイル資格を取得するのがおすすめ!
ネイリストに資格は必須ではないものの、サロンで働いている多くのネイリストが資格を持っています。
さらに上の級や他の資格を取得することで、他のサロンへの転職が有利になるかもしれません。
転職に取得しておくと有利なネイル資格
サロン転職に取得しておくと有利なネイル資格は以下の通りです。
- JNECネイリスト技能検定(ネイリスト検定)
- JNAジェルネイル技能検定(ジェルネイル検定)
- ネイルサロン衛生管理士
- JNAフットケア理論検定試験
- JNA認定講師
プロネイリストとして働ける目安は「ネイリスト検定2級」と「ジェルネイル検定中級」です。
上記2つの資格は取得済みの方が多いと思うので、さらにレベルの高い「ネイリスト検定1級」と「ジェルネイル検定上級」を目指してみてはいかがでしょうか。
サロン転職を目指すなら、ネイルサロンの衛生管理に関する知識を問われる「ネイルサロン衛生管理士」を取得しておくのもおすすめです!
フットネイルを極めるなら「JNAフットケア理論検定試験」、講師を目指すなら「JNA認定講師」の取得を検討してみてください。
→ネイリストへの転職は他業種や未経験からでもできる?デメリットや転職方法・仕事のやりがいを解説
ネイリストは離職率が高い職業!後悔のない選択を
ネイリストは離職率が高く、サロンに就職しても約8割が入社1年以内に辞めてしまうといわれています。
ネイリストを辞める理由は人それぞれですが、平均年収の低さや過酷な労働環境を理由に挙げる方が多いようです。
特に新人時代は給料が低く、労働時間外に練習をする必要もあるため、挫折してしまうネイリストが少なくありません。
せっかく練習して資格を取得したのに、ネイルの世界から離れてしまうのはもったいないですよね。
今勤務しているサロンが合わない可能性もあるため、他サロンに転職してみるか、思い切って独立開業や講師の道を選んでみてはいかがでしょうか。
ネイリストの働き方はさまざまなので後悔のない選択をしましょう。
これからネイリストを目指す方は、JNA認定校での学習がおすすめです。この機会にシンシアアカデミーで資格取得の勉強をはじめてみませんか。