ネイルの資格は独学でも取れる?プロを目指すための資格や勉強方法を解説◎
ネイルスクールを探してみると、思っていたよりも費用がかかってしまうため、できれば独学で合格を目指したいと考えているのではないでしょうか。
「ネイル資格は独学でも取得できる?」
「独学で学習する時の最適な方法が知りたい」
このように悩む方のために、この記事ではネイル資格は独学でも取得できるのか、独学で勉強できる検定レベルについてご紹介します。
さらに、一人で学習を進めていくうえで失敗しない方法も説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ネイル検定を独学で取得するのは難しい?
結論から言うと、ネイル検定を独学で取得することは可能です。
しかし、まったくのネイル未経験の人が、ネイル検定を独学で合格するのは簡単なことではありません。
独学で取得する場合、取得が難しいと言われている理由は以下の3つです。
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ネイリストになるための検定として、とくに重要視されているのが「ネイリスト技能検定」です。
ネイリスト技能検定は3〜1級まで用意されており、試験は筆記試験と実技試験に分かれています。
級が上がるにつれて、必要とされる技術レベルが高くなり難易度も上がります。
ネイル検定では技術面を細かく審査されますが、独学で習得した技術が間違っていても気づくことができません。
また、資格取得までの数ヶ月間を一人で練習しなければならないので、モチベーションが維持できず、挫折してしまう人が多いのです。
ネイルスクールに通う方が正しい知識が身につき、最短で取得できるでしょう。
とはいえ、独学で取得している人もいるので、挑戦したい方はしっかり調べてから学習を進めてみてください。
独学で取得できるネイルの資格レベルは?
お伝えしたとおり、ネイル初心者が独学で資格を取得するのは難しいことです。
とはいえ、試験日までスケジュールを立てて地道に学習を進めていけば、独学でも十分に合格できます。
独学の勉強で資格取得を目指せるのは、「JNECネイリスト技能検定3級」や「JNAジェルネイル検定初級」と言われています。
どちらも、ネイルに関する基礎的な知識・技術を習得することを目的とした資格で、ネイル資格の中では初心者向けの内容です。
試験概要をしっかりと把握し、必要な技術を練習していけば独学でも合格を目指せるでしょう。
それ以上の級を取得する場合は、高い技術レベルが求められるため、専門知識を持った講師に指導してもらった方が安心です。
ネイリストとして働きたい方は、最終的にネイルスクールか通信講座で学習することをおすすめします。
→ネイル資格の種類を解説!ネイリストになるには資格は必要?独学でも取得できる?
独学でも失敗しないネイリスト検定の学び方
ネイル検定を独学で取得するのは簡単なことではありません。
ネイルスクールや通信講座を使って学習するのがおすすめですが、費用をかける余裕がない方もいると思います。
独学でネイリスト検定を学習するときのポイントは、正しい知識を身につけることです。
ウェブサイトやYouTubeには、ネイル検定に関するさまざまな情報が流れていますが、間違った情報も多いです。
独学では練習中に指摘してくれる講師がいないため、間違えた知識のまま試験を受けてしまう可能性もあります。
独学で失敗しないためには、JNA認定校が紹介している記事や動画、日本ネイリスト協会が配信しているデモンストレーション動画を参考にするのがおすすめです。
以下の動画では、JNA認定校のCin-Cia Nail Academy(シンシアネイルアカデミー)がネイリスト技能検定3級のアートの描き方について解説しています。
JNA認定校には、ネイリスト技能検定の審査員をしている講師が在籍しているため、検定に必要な正しい知識を学ぶことができます。
ネイル検定の情報を探すときは、信頼できるネイルスクール・講師が配信している情報を参考にしましょう。
YouTubeで「ネイリスト検定3級 認定」と検索すると、JNA認定校や認定講師が配信している動画が見つけられます。
また、Instagramではスペース検索ができないので、「JNA認定講師」「JNA認定校」と検索してください。
信頼できそうなスクールや講師をフォローしておいて、ネイル検定の情報を参考にするのがおすすめです。
独学でネイル検定3級を取得する方法
独学でネイル検定を取得したい方が、まず目指す資格は「JNECネイリスト技能検定3級」です。
こちらでは、ネイル検定3級の実技試験内容や勉強時間・勉強方法についてご紹介します。
どのような内容が出題されるのか、勉強時間はどのくらい必要なのかを把握して、自分でも独学の学習が可能なのか確認してみてください。
ネイル検定3級の実技試験内容
ネイル検定3級の実技試験では、事前審査の「テーブルセッティング&消毒管理」と「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」の4つの項目に分かれて審査されます。
実技試験の主な内容は以下のとおりです。
テーブルセッティング&消毒管理(事前審査) | 正しいセッティングができているか、衛生面における配慮がされているか |
ネイルケア | 両手10本の手指消毒から、ポリッシュオフ・ファイリング・クリーンナップ |
カラーリング | 両手10本にベースコート・赤ポリッシュ・トップコートを塗布 |
ネイルアート | 右手中指に指定されたテーマのフラットアートを描く |
ネイル検定3級では、上記の内容を70分間ですべて終えなければなりません。
試験はそれぞれの項目で細かい審査基準が決められていて、「減点方式」で採点されます。実技試験に合格するには、50点満点中38点以上の獲得が必要です。
減点対象 |
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失格対象 |
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こちらは、減点対象・失格対象の一部です。失格対象の行為をしてしまうとそれだけで失格になってしまいますので、あらかじめ確認しておきましょう。
ネイル検定3級の勉強期間と勉強方法
ネイル検定3級の勉強期間は約3ヶ月です。とはいえ、初めてネイルに触れる方は、技術取得まで思っている以上に時間がかかってしまうかもしれません。
独学で学習する場合は、ある程度、勉強期間に余裕を持って進めていくと良いでしょう。
筆記試験
勉強方法に関してですが、筆記試験ではJNEC日本ネイリスト検定試験センターが発売する公式問題集を使用して学習します。
試験問題はこちらから出題されるので、3級の試験範囲を網羅的に暗記しておくことをおすすめします。
実技試験
先ほど説明したように、実技試験は「ネイルケア」「カラーリング」「ネイルアート」を70分間で行います。
まず、実技試験のタイムスケジュールを頭に入れておきましょう。
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上記のタイムスケジュールで計70分です。タイムオーバーになると失格になってしまうため、慣れてきたら、徐々にタイムを縮めて、見直しの時間に5分程度残せるように目指してみてください。
はじめのうちは、時間がかかってしまいますが焦りは禁物です。1つの工程をじっくり学習して、丁寧な施術ができるようになったら、スピードを早める練習を進めると良いでしょう。
→ネイリスト検定3級試験一発合格!ネイリスト検定3級の試験内容と時間配分を解説!時短ポイントやアート動画もご紹介◎これさえ読めば初めての試験も安心【まとめ】
ネイル検定3級を受験する際に必要な道具
ネイル初心者の方は、どんなネイル道具を購入すれば良いのか分からないと思います。
こちらでは、ネイル検定3級を受験する際に必要な道具をご紹介します。
*印は、品名ラベルが必要な道具です。 |
キューティクルニッパーやポリッシュ、アート筆などは使い勝手が大きく変わるため、プロのネイリストが使用する道具を購入するようにしましょう。
消耗品は100円均一などで揃えても良いですが、ネイル用品および美容用品でなければいけません。キッチン用具は禁止されていますので注意してください。
また、3級で用意したテーブルセッティングの道具は、2級や1級で使用するので覚えておきましょう。
ネイル検定2級・1級を独学で取得する方法
ネイル検定3級が取得できたら、次に目標にするのはネイル検定2級・1級です。
こちらでは、ネイル検定2級・1級を独学で取得する方法と試験内容、必要な道具などを解説します。
独学で2級を取得する方法
ネイル検定2級以上はネイル施術の技術力も高くなるため、独学での取得は3級よりも難しくなります。
しかし、どうしても費用を抑えて資格を取得したいという方は、JNA認定校や日本ネイリスト協会が配信している動画を参考に学習していきましょう。
試験内容
2級も3級と同様に筆記試験・実技試験があります。筆記試験は35分間で100点満点中80点以上の獲得が必要です。
爪の構造や爪のトラブル、リペアの種類など、幅広い範囲が出題されます。
テーブルセッティング&消毒管理 | 正しいセッティングができているか、衛生面における配慮がされているか |
ネイルケア | 両手10本の手指消毒から、ポリッシュオフ・ファイリング・クリーンナップ |
チップ&ラップ | 左手中指にチップを装着し、ラップで補強 |
カラーリング | 左手中指と右手中指以外の8本にベースコート・指定カラーのポリッシュ・トップコートを塗布 |
ネイルアート | 右手中指に指定されたテーマのフラットアートを描く |
実技試験では、3級の内容に加えて「チップ&ラップ」の技術が課題となっています。また、アートの課題ではイチゴ・お正月・クリスマス・イヌなど、毎回違ったテーマが出題されています。
ネイル検定2級の勉強方法・期間と注意点
ネイル検定2級の勉強期間は約6ヶ月です。ネイル初心者は筆記試験よりも実技試験の練習に時間を割くと良いでしょう。
2級の実技試験では、3級の試験内容に「チップ&ラップ」が追加されています。
まずは、どのような工程で行うのか、動画で確認し、チップ&ラップの練習を中心に進めていきます。
慣れてきたら3級の時と同じように、タイムを測りながら繰り返し練習しましょう。
3級は初心者向けの試験だったので、ネイルの基礎をマスターすることが目的でした。しかし、2級ではサロンワークで通用する技術が求められます。採点レベルも3級より厳しくなっているので注意してください。
ネイル検定2級を受験する際に必要な道具
ネイル検定2級では、3級のテーブルセッティングで使用した道具に加えて、チップ&ラップで使用する道具が必要になります。
3級で使用した材料の他に必要な道具は以下になります。
*印は品名ラベルが必要な道具です。 |
2級のカラーリングでは、「赤・ピンク系・ナチュラルスキンカラー・パールホワイト」のうち1色が指定されます。
受験する時期によって指定カラーが異なるので必ず確認しておきましょう。
独学で1級を取得する方法
ネイル検定1級の3級・2級以上に高い技術が求められます。2021年秋期までの累計合格率は38.25%*となっており、難易度が高いことがわかります。
多くの受験者はネイルスクールで学習していますが、どうしても独学で合格を目指したい方は、2級同様にJNA認定校や日本ネイリスト協会で配信する動画を参考にしながら、練習を進めていきましょう。
とはいえ、1級で出題されるネイルイクステンションの技術を経験ゼロの状態で学習するのはハードルが高いものです。
難しいと感じたら、ネイルスクールの単発レッスンや通信講座も検討してみてください。
試験内容
1級も3級・2級と同様に筆記試験・実技試験があります。筆記試験は40分間で100点満点中80点以上の獲得が必要です。
爪の構造やネイルの歴史、爪の病気など、2級以上に幅広い範囲が出題されます。
テーブルセッティング&消毒管理 | 正しいセッティングができているか、衛生面における配慮がされているか |
ネイルイクステンション・スカルプチュア | 左手5本にアクリルで人工爪(スカルプチュア)を作る |
ネイルイクステンション・チップ&オーバーレイ | 右手中指・薬指にチップを装着し、その上からアクリルで人工爪を作る |
ミックスメディアアート | 右手人差し指にミックスメディアアートを施す |
実御試験では、150分間で「スカルプチュア」「チップ&オーバーレイ」「ミックスメディアアート」の施術を行います。アート課題のミックスメディアアートでは、3Dアートにフラットアートまたは、エンボスのどちらかを施します。
ネイル検定1級の勉強方法・期間と注意点
ネイル検定1級の勉強期間は1年程度です。しかし、ネイルスクールに通って学習している人でも、1発合格できず2度、3度受験している人も多いのが特徴です。
勉強方法は、全体の流れを理解して、一つひとつの工程が完璧にできるまで繰り返し練習することです。
筆記試験の内容は2級と被る部分も多いため、まずは実技試験をメインに学習していきましょう。
1級は施術工程が多いので、タイムスケジュールをギリギリに設定していると、本番で間に合わない可能性もあります。
タイムオーバーは失格対象ですので、時間配分を間違えないように注意してください。
ネイル検定1級を受験する際に必要な道具
ネイル検定1級では、3級・2級のテーブルセッティングで使用した道具に加えて、ネイルイクステンション・ミックスメディアアートで使用する道具が必要になります。あらためて確認しておきましょう。
*印は、品名ラベルが必要な道具です。 |
これまで、モデルの同伴が必須でしたが、新型コロナウイルスの感染対策でトレーニングハンドの使用に変更されています。
また、ミックスメディアアートで使用する道具は、選択する組み合わせによって異なります。自分が作りたいアートに必要な道具を準備しておきましょう。
→ネイリストへの転職は他業種や未経験からでもできる?デメリットや転職方法・仕事のやりがいを解説
ネイル検定以外のネイリストを目指す方におすすめ資格
ネイル検定以外でネイリストを目指す方におすすめの資格は、以下のつです。
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その中でも、ネイリスト技能検定と同じように、就職で重要視されているJNAジェルネイル技能検定についてご紹介します。
ジェルネイル検定
JNAジェルネイル技能検定は、日本ネイリスト協会が主催する検定試験です。
ジェルネイルに関する基礎知識から、サロンワークで必要な技術まで出題されます。検定試験は初級・中級・上級と3段階に分かれており、それぞれ筆記試験と実技試験が用意されています。
各級の出題基準は、以下の通りです。
ジェルネイル技能検定・初級 | ネイルケアのマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎知識と技術の取得 |
ジェルネイル技能検定・中級 | ネイルケアとジェルネイルをプロとして施術するためにサロンワークで必要な専門知識と技術の取得 |
ジェルネイル技能検定・上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的な知識と技術の取得 |
参照:NPO法人日本ネイリスト協会・JNAジェルネイル技能検定
このように、級のレベルが上がるにつれて幅広い知識や技術が求められます。ジェルネイル検定も独学で取得したい方は、まず初級からチャレンジしてみましょう。
ジェルネイル技能検定については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
→ジェルネイル検定初級試験一発合格!試験内容やポイントを解説。持ち物リストまでご紹介◎
まとめ
この記事では、独学でもネイリスト資格は取得できるのかという点と独学で勉強できるレベルや独学の方法についてご紹介しました。
ネイル初心者が独学で資格を取得するのは、とても難しいことです。
ですが、試験日までスケジュールを立てて地道に学習を進めていけば、独学でも十分に合格できます。
ネイル資格の中でも独学で目指しやすいのは「JNECネイリスト技能検定3級」や「JNAジェルネイル検定初級」と言われています。
それ以上の級を取得する場合は、高い技術レベルが求められるため、専門知識を持った講師に指導してもらった方が安心です。将来、プロのネイリストとして活躍したい方は、最終的にネイルスクールか通信講座で学習することをおすすめします。
独学かネイルスクールに通うか迷っている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
→ネイルスクールの費用はどれくらいかかる?費用を抑えながらネイリストを目指す裏ワザも紹介